稲垣みさよのブログ

稲垣みさよの日々の活動報告です

税金を市民の利益へ

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BSテレビフジ「プライムニュース」で、「資本主義の終焉」等の討論が、「水野和夫氏(日大国際関係学部教授)・井手英策氏(慶応大経済学部教授)」の間で交わされました。

水野氏は「金利がほぼ0%になっている今、実は資本を投下しても、利益を回収できないことになっている。資本主義は利益を追求するシステムだから、実は資本主義社会は終焉を迎えている。新たな社会ーよりゆっくり、より近くに、よりあいまいにーと転じ、脱成長という成長を考えなければならない時期に来ている。」と話されました。

(資本主義の終焉と歴史の危機 集英社新書

また、井手英策氏は「つながる社会を構築すること。つまり、経済の豊かさを目的とするのではなく、再分配と共同体の互酬という、人間本来の性質に輝きを取り戻させる時代に変わるのではないか。」

(経済時代の終焉 岩波書店)、<全て、小牧図書館から借りました。>

ちょっと、固い話から入りましたが、私がデンマーク視察旅行で学んだ「共生社会」に近いイメージを感じました。

税金が地方分権に多くの比率で使われ、教育・医療・高齢者福祉・保育などが無償であること。

その土台は、民主主義が浸透し、政治の情報開示が透明に国民の届き、国民と政治家との信頼関係が有ることや、投票率が高く、国民が政治のチェックをしていることが有ると思います。

高い税金を払っても、国家を信頼でき、誕生から死を迎えるまでの保障制度があり、不安がない。だから、貯金がなくても、安心して、子育てやバカンスを楽しめる。つまり、社会が貯金をしているという制度。

貯金がないと、子育て・教育・医療・老後が心配な日本。今、貯金0の家庭も増えています。

まず、企業の優遇税制の削減、戦争できる国にするための軍事予算5兆円の削減、なおで、社会福祉の財源を確保し、中間層を増やしていき、生活の不安を解消することが求められると思います。

では、小牧市は?

図書館審議会で、8回目の傍聴をしました。「駅西A街区に(約40億円)新図書館建設」(案)に賛成する審議委員が多いです。

傍聴する立場で意見は言えませんが、「住民投票では、A街区に新図書館建設という計画は反対」が賛成を上回りました。この結果をどう審議委員さんは受け止めているのでしょうか?

1、市の将来の財源を見て、建設費を抑えること

2、図書館のコストをかけるべきは、本(資料)と人(職員)

3、東部・味岡・北里の分館の充実。西部・南部にも拡充。

  分館を支える 中央館機能の充実

以上が日本共産党小牧市議団の現時点での提案です。 

「税金を市民の利益へ」…テーマに戻りました。

 

 

3月議会の報告です!

4月に入り、入学式が桜の満開の下で、行われます。おめでとうございます!

小牧山の桜、小中高校の校庭の桜、犬山城、五条川の桜、どこも、薄紅色の桜で包まれていますね。日本にあった、色々な種類の桜の木が、ソメイヨシノ一色に覆われるようになったのは、なぜでしょうか?という文章が新聞記事にあったと思いますが、気温の変化を計り、農業の暦に便利な指標だからという説明もどこかで読んだ記憶が有ります。

桜だけででなく、雪柳の白、白もくれん、赤もくれん、黄色のれんぎょうと、チューリップと、春はいたるところ、花にうずもれるような快い風景を味わえる、良い季節ですね。

久しぶりにブログを書きこみます。

2カ月空いてしまった言い訳をするのは、どうかな?と思いますが、私は初めての新年度予算書と議案書に角突き合わせるというか、2月~3月は、ものすごく勉強になりました。

市役所の担当の方々に色々お聞きし、どんどん変わる福祉行政・保育行政・図書館問題等を調べました。議会での質問と文教建設委員会での質問を考え、文章を練っていきました。今回は議会より委員会での質問の方が多かったです。

安倍政権の方向性がそのまま地方行政につながっていて、福祉の市民負担が多くなり、市立第一幼稚園は認定こども園に移行し、幼保一体化で問題を抱え、今後、公立保育園は、民営化が進みます。小規模保育も増やす計画ですが、保育の質が心配です。

私は、議会での冒頭で「保育園落ちた。私、活躍できねー。」を前日の新聞から引用し、保育園不足から、仕事を辞めなくてなならない母親の怒りを、まず紹介してから、待機児童問題を抱える小牧市の今の問題を訴えました。市立第一幼稚園を認定こども園

に移行する計画についてです。

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5月に「議会報だより」が発行されます。短い文章ですが、議会質疑が掲載されますので、読んで下さい。

また、

4月23日(土)午前10時~「味岡市民センター」、午後2時~「公民館」

5月21日(土)午前10時~「北里市民センター」、午後2時~「東部市民センター」

で「議会報告会と市民の意見を聴く会」を開催します。

市民の皆さんの意見を交換しあえる機会になりますので、是非ご出席ください。

老人福祉センターと認定こども園を視察

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次週で続編を書きます。

今回は、「たいとうこども園」の長所を紹介しました。次回は今、たいとうこども園が抱えている問題を中心に紹介します。小牧は公立保育園が有り、公立運営が良いと思います。しかし、東京では待機児童が多く、民営化が進んでいます。今回は民営化されてる認定こども園の中でも、進んだ取り組みをしているこども園を探しました。小牧共産党市議団は公立保育園の民営化には反対をしています。しかし、現在、小牧市でも保育園の民営化が進んでいます。今回の視察内容を、今後の諸問題を考える際に活用できればと思っています。

また、小牧市の新図書館をどのような内容にするか、2回の講演会&意見交換を開催します。是非、多くの方に参加頂き、より良い図書館を考え、市に提案していきましょう!

12月議会報告&F35戦闘機整備拠点化

B4原稿なので、横書きになりすみません。

市民の新図書館審議会(仮名称)より前に、アンケートを新たに実施したい市長の真の思惑は何でしょうか?市民が政治をチェックしていかないと、税金が無駄に失われてしまい、教育・福祉・医療に使われる税金が底を突くようになる危険性はあります。これからの動きに注目していきましょう。

また、F35戦闘機の問題は「戦争できる国作り」につながる危険な動きではないでしょうか?

 

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新年おめでとうございます!

元旦は、田縣神社前で、本村伸子衆議院議員&参院愛知選挙区すやま初美さんの演説&小牧市日本共産党市議団の3人と有志が、元気よくチラシを参詣者に配布し、宣伝活動をスタートしました。暖冬で快晴の青空のもと、多くの市民に「戦争法廃止」「原発0」を訴えました。

12月は初めての議会で、質問をしました。

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本日の中日新聞記事です。

市長は、「まず、市民アンケートを実施し、論点を討議会で議論する。」とあります。私は市民アンケートを再度、市税をかけて採る必要はないと思います。アンケートの内容や党議会のメンバーによっては、住民投票の結果や、パブリックコメントの結果が生かされないことになる可能性があると思われます。これに対し、議会は「まずは、市民や学識経験者による組織を作り、アンケートが必要だと判断された場合は実施する。」と考えています。

アンケート実施ありきではありません。市民にとっての図書館がどんなものかを考えるために、専門家を招いて、勉強会をしていくことも大切だと私は思います。

次に1月最新号の民報を添付します。

 

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女性が働ける環境を増やして!

 

「子どもが熱を出して、仕事を休まなくてはいけない。困った。」という声がよく聞かれます。

女性が結婚・出産し、子育てをしようとすると、まず最初に仕事を続けにくい環境に出会わざるを得ません。夫の協力も必要。でも、公的な支援策が充実していれば、子育てと仕事の両立が可能になります。

子どもは急に発熱したり、病気にもなります。昔と違って、祖母&祖父と離れて生活することが多くなっています。祖父母の支援をあてにするだけでは、子育て環境は十分ではない時代になっていると思います。

0歳児からを預かる保育園や、一時預かりの保育園を望む母親は増えていますが、現状を見ると、預かれる保育園の順番待ちで、数は不足しています。

女性の労働環境を守り、一生を通じて経済的な安定を支えていくためにも、保育の環境を充実させることとに市税を使ってほしいと思います。

また、「小1の壁」をなくすために、「学童保育(児童クラブ)」の環境を良くし、「安心して、子どもを預けられる環境」にしてほしいと思います。ママさんたちからは、「不満はあるけれど、言い出しにくい。」という声もあります。

女性就労のM字カーブは、就労継続の困難を表しています。

小牧市が「安心し結婚・出産・子育てできる街」になることが、魅力発信になるかと思います。若者が集まるには、具体的な支援策として、公立保育園・学童保育環境の充実が求められるのではないでしょうか?