小牧市新図書館計画 ついに50億円
7月21日、市当局から議会に図書館基本計画設計素案が示されました。事業費はなんと50億円前後。6月議会に公表した、38億5000万円を大きく上回りました。その上、最初は、30億円だったのですから、ツタヤの注文通りに経費が膨らんでいるということなのでしょうか?膨張する経費の説明が欲しいですよね。
建物は地上3階・地下1階(駐車場60台)。3階までの吹き抜け構造です。
今後、冷暖房の経費は非常に高くつくことになります。
1階中央はスタバカフェとツタヤレンタル・書籍販売の商業スペースです。
看板は市立図書館でも、中身は商業スペースが広い面積を占めます。
今まで普通の図書館が守ってきた、「無料の原則」が一部、損なわれてしまいます。
「東京オリンピック 国立競技場と同じだね。」の声が広がっています。
国民の意見を聞かずに進められてきた国立競技場の計画。税金負担の重みを知らない政治家。
同じように、小牧も市民不在の図書館計画。市民要求を汲もうとしない市政。
「バスを増やしてほしい。3人目の出産奨励金を復活してほしい。小牧南小学校のプレハブ職員室を改修してほしい。保育園の待機児童をなくす対策をして欲しい。小学校の学童保育施設を増やし、職員数を増やしてほしい。女性が働き続けられる環境を作ってほしい。特別養護老人ホームを増設してほしい。老朽化している道路などを補修してほしい。‥」市民の差し迫った要求は色々あります。
毎日の生活支援が50億円のツタヤ図書館より優先されるべきだ。という声も多くあります。50億円とは、様々な子育て・教育・医療・介護支援を可能にする金額です。
少子高齢化時代で、お金がないから、福祉を切り捨てる。そんな言葉と、50億円の新図書館は相反するものです。50億円の重みをもっと考えてもらいたいと思いませんか?
今、50億円の図書館を本当に市民が要求していますか?署名活動をしていると、そんな市民の声は聞いていません。皆「もったいない。ムダ。」という声ばかりです。